Toshiaki Miyazawa

Toshiaki Miyazawa

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デジタルワークスペースから始まる、SASEへの統一されたアプローチ

アプリケーションの進化の中で、Citrixでは、データセンターやパブリッククラウドからCitrix Workspaceを提供し、ITチームの俊敏性を高めてきました。これにより、ダウンタイム削減のみならずセキュリティも強化され、従来のデスクトップ導入に伴う多くの課題を解決できるようになりました。 しかし、ITが克服しなければならない課題はまだあります。自宅やオフィスで仕事をしながらでも、悪意のある攻撃者からユーザーを保護し、企業データの盗み見から守りながら、どこからでも会社や個人のアプリケーションにアクセスできる柔軟性を提供することです。IoTの波が押し寄せている今、より多くのデバイスがクラウド上のサービスにアクセスしており、企業は一貫したセキュリティを提供する必要があります。 ハブ・アンド・スポーク・ネットワーキングとセキュリティ・アーキテクチャの制約 データセンターを中心に設計された既存のハブ・アンド・スポーク・ネットワーキングとセキュリティ・アーキテクチャにはさまざまな制約があるため、現在のビジネス要件を満たすことが難しくなっています。 • 細分化されたサービスチェーン型のソリューションでは、別の設定を「壊す」ことなくポリシーを変更することが困難 • 利用状況の変化に対応してスケールするには、物理アプライアンスの容量制限をアップグレードする必要があり、新しいデジタル・サービスを提供するまでに数週間を要する • セキュリティとネットワークのために、別途、手動でポリシーを設定する際にダウンタイムが発生し、そのたびにビジネスがリスクにさらされる • すべての内部トラフィックをデータセンター経由でルーティングすると、クラウド・サービスやSaaSが広く分散している場合、遅延やリスクが発生する可能性があります。 これらの課題に対応するCitrix の新しいサービス、Citrix Secure Internet Access(SIA)は、現代の企業のセキュリティ要件に完全に対応する包括的なグローバル・セキュリティクラウドサービスです。 このサービスには、セキュアウェブゲートウェイ、次世代ファイアウォール、CASB (Cloud…

Citrixのクラウド型WAF/API Protectionサービス

CitrixはCitrix® Web App and API Protection™サービスを新たに発表いたしました。この新しいクラウドサービスを利用することで、企業はサイバー攻撃から包括的に保護され、マルチクラウド環境においても一貫したセキュリティ体制を確立できます。 Citrix Web App and API Protectionサービスの優れた特徴は以下のとおりです。 • 包括的、階層的な保護 • 展開と管理の容易さ • 予測可能なサブスクリプションモデル • マルチクラウド環境でのコンプライアンスとガバナンスを実現する一貫したセキュリティ体制…

ワークスペースの安全を確保し、従業員を守る

10月29日にCitrix Security Summitが開催されました。バーチャルイベントとして開催された今回のサミットでは様々は発表があり、今回のブログではCitrix Security Summitで公開されたCitrixのクラウド戦略について、ご説明します。 Citrixは、従業員が生産性を高めるために必要なアプリケーションを安全かつ一貫して提供するためのパートナーとして、長い間信頼されてきました。しかし、従業員とアプリケーションの両方を保護することは容易ではありません。まず、CitrixのCEO、David Henshallによるセキュリティの概要を説明するセッションでは、お客様の組織に最適な方法で従業員とアプリケーションのセキュリティを確保するために、Citrixがどのようにイノベーションを行っているかを紹介しています。 Citrixのセキュリティ戦略:概要 過去10年の間に、企業がセキュリティを確保したいアプリケーションの種類は、データセンターやデスクトップ上で実行されるものから、モバイルアプリケーション、ウェブアプリケーション、SaaSアプリケーション、その他のサードパーティのサービスにまで広がってきました。 新しいワークモデルは機会を生み出し、攻撃の対象となる可能性を高めています。しかし、個々のアプリやデバイスを保護するために設計されたツールの導入と統合は、一貫性のないセキュリティポリシー、コストと複雑さの増大、ユーザーエクスペリエンスの低下をもたらしています。 Citrixは、ワークスペースを保護することでユーザーを保護し、統合されたアクセスセキュリティとアプリ制御を備えた安全なコンテナを提供することで、データの漏洩を防ぎ、エンドポイントの脅威からユーザーを保護します。ユーザーやアプリケーションにおいて、何も信用しないというゼロトラストの理念に基づき、ユーザーがより多くの有効な検証を提示すればするほど、信頼度が高まり、より多くのアクセスを与えることができる環境を実現しています。 これは、一度侵入すればすべてにアクセスが可能なVPNのアプローチとは異なります。ゼロトラストモデルでは、相応なタイミングでそのアプリケーションに適切なアクセスを提供するために、ユーザーやデバイスの信頼性を継続的にリスクベースで分析し、評価することができます。 しかし、ゼロトラストを単独で行うことはできません。そのためには、包括的なパートナーエコシステムが必要です。たとえば、Citrix Ready Workspace Security Programでは、アプリケーションとネットワークセキュリティ、分析と可視性、データとデバイスのセキュリティなど、さまざまな統合の互換性に対応しています。 Secure Workspace Access、Citrix…

Citrix SD-WANセキュリティ機能の中身は?

以前、当ブログにてCitrix SD-WAN Advanced Editionのリリースを紹介させて頂きました。今回は、Advanced Editionによって付加されるの3つのセキュリティ機能である「IDS/IPS」、「URLフィルタリング」、「対マルウェア防御」の中身を具体的に紹介いたします。

Citrix SD-WANによる仮想デスクトップ/アプリケーションのUX改善を測定

新型感染症拡大対策としてテレワークが注目され、働き方が大きくシフトしています。また、多くの企業がさまざまなSaaSサービスを利用し、企業の情報系および基幹系システムもクラウドに移行しています。そのような中、セキュリティと同時に頻繁に懸念事項としてあげられるのは、リモートからシステムを利用する上でのユーザエクスペリエンスの低下です。 今回も北米製品担当によるブログの内容を日本語でご紹介します。 WANを介した仮想デスクトップのユーザエクスペリエンス改善手法の一つとしてのSD-WANの効果を、実測値を交えて解説しています。拠点側クライアントがWAN越しにVDAにアクセスする際、WANの回線品質によりどの程度の影響があるか、またSD-WANによりどの程度改善されるかが発表されていますので是非ご一読ください。 計測項目としては、仮想アプリまたはデスクトップセッションにおいてユーザーがコンテンツをリクエストしてから応答が表示されるまでの経過時間であるICA Round Trip Time(RTT)を計測しています。以下3パターンのWAN構成について、遅延や輻輳、パケットドロップなどWANで起こりうる回線品質の低下をシミュレーション条件として追加し、それらがICA RTTにどの程度影響を与えたか観察したところ、非常に興味深い結果となっています。 Router+MPLS構成 SD-WAN+MPLS構成 SD-WAN+MPLS+Internet併用構成 オリジナルコンテンツ(英語)は以下リンクとなります。 https://citrixblogs.wpengine.com/2020/06/15/citrix-sd-wan-measuring-virtual-apps-and-desktops-experience-improvements/ Citrix Virtual Apps and Desktopsのワークロードがクラウドに移行することに伴い、インターネット接続に一般的な問題が発生した状況においても、「応答性」と「快適なユーザーエクスペリエンス」を維持することの重要性が大きく高まってきています。このような課題について、Citrix Tech Zoneチームが最近発表した2つの資料が参考になります。…

Kubernetes(k8S)環境で活躍するCitrix ADC その2

前回のブログに続き、再度の告知となります。Kubernetes環境におけるADC活用の貴重な実用例についてのセミナーですので、奮ってご参加ください。 2020年06月24日(水) 13:00スタートとなりますので、是非お早めにお申し込み下さい! https://citrix.omniattend.com/seminar/networkjune24 皆様のご聴講をお待ちしております。 さてこのブログ記事のパート1ではIstio Gateway、仮想サービスリソース、Citrix Istio Adaptor、およびIstioサービスメッシュ内でさまざまな形態のCitirix ADCを、どのようにIngress Gatewayとして展開するかについて学びました。このパート2では、さまざまなアプリケーションにおいてCitrix ADC Ingress Gatewayのコンフィグレーションをどのように設定するかを引き続きUSのブログを日本語化してお届けします。 Istio Ingress GatewayとしてのCitrix ADC:パート2 – コンフィグレーション…

Kubernetes(k8S)環境で活躍するCitrix ADC その1

アプリケーション開発とサービス提供において、Kubernetesはもはや欠かせないプラットフォームになりつつあります。アプリケーションデリバリーの観点から密接な関係を持つADC(Application Delivery Controller)も、外部へサービス公開する為の重要なコンポーネントとなります。 しかしながら、実際の商用環境においてADCを活用するにはまだポイントがおさえきれず判断に迷うケースもあるのではないでしょうか?Citrixでは、このKubernetes環境においてADCを活用するためのオンラインセミナーを実施いたします。実際にご活用頂いているお客様にもご登壇いただき、最新の情報をお届けいたします。 2020年06月24日(水) 13:00スタートとなりますので、是非お早めにお申し込み下さい!https://citrix.omniattend.com/seminar/networkjune24 皆様のご聴講をお待ちしております。 さて前回、Citrix ADCでのIstio連携についてご紹介しました。 https://citrixblogs.wpengine.com/2020/03/25/citrix-adc-and-istio-jp/ 今回は更に一歩踏み込んだ内容につき、USでのブログを日本語化してお届けします。 Istio Ingress GatewayとしてのCitrix ADC:パート1 – 展開 https://citrixblogs.wpengine.com/2019/11/13/citrix-adc-as-an-istio-ingress-gateway-part-1-deployment/ 従来はKubernetes環境のIngressリソースがクラスターへの外部トラフィック取り込みを担い、また基本的なL7機能を提供していました。IstioはVirtualServiceと共にさまざまなL4からL7までの機能を提供する、より優れたゲートウェイリソースを備えています。Istio GatewayリソースはTLS認証、ホストとポートのExpose、使用するプロトコルのタイプ、SNIコンフィグレーションなどのL4からL6までの機能のコンフィグレーションに使用されます。VirtualServiceリソースはサービスメッシュ内のルーティング設定に使用されます。ゲートウェイリソースはVirtualServiceと関連付け、Istioにメッシュ内と同一の機能セットをサービスメッシュのエッジ部でも提供させることができます。…

ブランチオフィスのための一体型エッジセキュリティ

CitrixのSD-WANは企業活動の生産性向上を目的として、ユーザーが快適にアプリケーションを使うための工夫が満載ですが、やはりクラウドの時代においてはセキュリティが欠かせません。特に昨今のテレワークが当たり前の状態ではいかに快適かつセキュアに業務が継続できるか、オフィスでも自宅でもその使い勝手の一貫性が鍵になってくると考えられます。 今回は、Citrix SD-WANのセキュリティの進化を先取りするかたちで、北米製品担当の発信をご紹介いたします。 ブランチオフィスのための一体型エッジセキュリティ (Citrix SD-WAN Advanced Edition) クラウドに移行するアプリケーションが増えると共に、ビジネスクリティカルなデータとアプリケーションのセキュリティを守ることがおそらく人々の最大の関心事項になってきています。しかし残念なことに、アプリケーションに安全にアクセスできることと、従業員がSaaSやクラウド内のアプリケーションに対し、これらがブランチオフィスに置かれているかのように高速、効率的にアクセスできることとは多くの場合に両立しません。 また問題は、これを両立させようとした場合、企業のデータセンターにこれまで使用されてきた何層ものセキュリティ手段を迂回しなければならないことです。 Citrix SD-WANはそれ自体に組み込まれた頑丈なセキュリティを、WANの信頼性と常時接続とを確保しながら提供できるようになりました。トラフィックは複数のトランスポートによって担われるため、帯域幅を最大限に利用できると共にアプリケーションの使用エクスペリエンスが最適化され、またリンクに速度低下や停止が発生した場合にも最短時間でフェールオーバーが行われます。WANエッジでの先進的なセキュリティとネットワークのセキュリティ確保のための選択肢が、クラウドやSaaSに直接ブレークアウトする場合には特に豊富に得られるようになりました。 ICSA認証済みのステートフルなファイアウォールが組み込まれており、ZscalerやPalo Alto Networks Prisma Accessを初めとする複数のクラウドセキュリティプラットフォームのいずれかに自動的に接続するか、あるいはSD-WANブランチアプライアンス上で直接Palo Alto Networks VM-SeriesのようなNGFW…

シトリックスがADCポートフォリオをIstioと連携

Citrix ADCポートフォリオは、IngressゲートウェイおよびサイドカープロキシとしてIstioと連携可能になりました。これによりCitrix ADCデータプレーンとIstioコントロールプレーンによる、マイクロサービスベースのアプリケーション環境におけるトラフィックの最適化およびセキュリティ強化が可能になっています。 是非最新のUSブログも参照ください。また、Citrix ADCのIstio環境における利用についてはCitrix Githubページにて技術情報を提供しております。あわせて参照ください。 <Citrix Githubページ> Istioが重要である理由 企業の間では、ビジネスのアジリティーを高めると共に顧客とユーザーのエクスペリエンスを改善するため、自社アプリケーションをターゲットとしたマイクロサービスベースのアーキテクチャー導入が急速に進んでいます。Istioはマイクロサービスベースのアプリケーションを対象として新たに登場してきたオープンソースのコントロールプレーンであり、以下の3つの重要な機能を備えています。 トラフィックマネジメントとレジリエンシー(Pilotモジュール) アイデンティティおよびクレデンシャルマネジメント(Citadelモジュール) アクセスコントロールとテレメトリー収集(Mixerモジュール) Istioは当初Google、Lyft、およびIBMによる共同開発として開始されましたが、現在ではオープンソースのプロジェクトとしてテクノロジーコミュニティから幅広く受け入れられ、またサービスメッシュ環境をコントロールするための一貫したシンプルな手段を求めるユーザーの間で最も人気のある選択肢となっています。 Istioとオープンソースの統合 ユーザーの戦略においては選択の自由、すなわちアプリケーションを必要とする場所に必要とする形で展開し、またどの場所にあるどの機器からもアクセス可能であることが何よりも重要です。今回の統合を通じ、マイクロサービスベースのアプリケーションを対象とした、リッチなCitrix ADCデータプレーンのためのコントロールプレーンとしてIstioを使用できるようになりました。 このIstioとの統合により、現代のアプリケーションアーキテクチャーにおいて使用する、オープンソースのインフラストラクチャースタックへの私たちの取り組みがさらに深いものとなりました。このようなスタックにはPrometheus、Grafana、Spinnaker、ElasticSearch、Fluentd、Kibanaなどをはじめとする数々のソリューションが含まれ、マイクロサービスの監視、トラブルシューティング、およびセキュリティ確保のための選択肢を提供しています。 シトリックスとIstio:相互にメリット Citrix…

Office 365ネットワークパートナーにCitrix SD-WANが認定

11月4日にマイクロソフトのブログにてOffice 365のネットワークパートナーシップに関する発表がありました。 Office 365、ネットワーク接続関連の新たなイノベーションとパートナーシップを発表 モダンなワークスペースを実現するためには優れたユーザーエクスペリエンスが不可欠です。クライアントとOffice 365サービスのフロントドアとの間における、ネットワークの信頼性を確保するために、既にMicrosoftはOffice 365のためのネットワーク接続の原則を作成しています。 今回の発表では、主に以下3つについて触れられています。 ・Office 365ネットワーキングパートナープログラム ・Microsoft 365でのネットワークパフォーマンス管理ツール(2020年プレビュー予定) ・ISPピアリングサービス(プレビュー) Citrix SD-WANのOffice 365連携がパートナープログラム認定 Citrixは従来からMicrosoftとの強力なパートナーシップにより、APIによるURL/IPアドレスの自動更新などOffice 365ネットワーク要件に早くから対応していました。Citrix SD-WANはOffice 365ネットワーク認定パートナーとして一番に列挙されています。Microsoftのテスト要件・プログラム要件を満たし、またMicrosoftが推奨するベストプラクティスに基づいてOffice…

アプリケーション開発エコシステムのADC

これまで「負荷分散装置」としてサーバやアプリケーションの耐障害性向上、SSL暗号パフォーマンスの向上、サーバ追加・削除時の運用性向上などに貢献してきたロードバランサですが、近年はADC (Application Delivery Controller) として更にセキュリティや認証、トラフィックコントロールなど様々な付加機能が活用されています。今後は更に、クラウド化されたシステムにあわせて「クラウドネイティブ」なADC運用がもとめられている事は間違いありません。弊社お客様でもコンテナプラットフォームでの活用を始めるケースも出てきています。 今回はCitrixのヨーロッパでプロダクトチームに所属しているDavidの見方をご紹介します。以下オリジナル記事もご参照ください。 https://citrixblogs.wpengine.com/2019/08/22/the-adc-revolution-is-here/ 新しいアプリケーションデリバリーコントローラーがやってきた 19世紀には馬が荷車や人の乗り物を牽いていました。馬には餌をやり、手入れし、馬小屋を用意しなければならず、また車両のメンテナンスも必要でした。自動車の登場によって旅行ははるかに速く、信頼でき、また便利なものとなりました。また駆動力にも革命的変化がもたらされました。馬が荷物を牽引する力に基づいて定められた馬力は、車とは直接関係しない数字から車両の設計に不可欠な要素へと変化を遂げました。 同様な革命が現在、アプリケーション開発とアプリケーションデリバリー最適化においても生じています。アプリケーションデリバリーコントローラー(ADC)はかつて独立した、当初は物理的、後には仮想的なものを含めたネットワークコンポーネントであり、ネットワーク担当部署によって管理され、アプリケーションのパフォーマンスとセキュリティを最適化するためサーバーファームの前に置かれていました。この状況はDevOpsとアジャイル開発によって根本的に変わり、ADCはアプリケーション自体に含まれるクリティカルな構成要素となりました。 従来のウォーターフォール型アプリケーション開発では、四半期あるいは長ければ1年サイクルでアプリケーションの作成や更新を行うのに対し、アジャイル型開発では所要期間が数週間の開発スプリントにまで短縮されます。また同時にアプリケーション開発と運用を一体化したDevOpsによって展開に必要な時間が短縮され、最終的には継続的インテグレーションと継続的デリバリー(CI/CD)が実現しました。 この劇的な高速化によってアプリケーション開発とアプリケーション展開との境界が消失し、開発後に求められるアプリケーションのパフォーマンス最適化、高度なアベイラビリティー、セキュリティ、および回復力を確保するための、ADCアプライアンス展開とコンフィグレーションも独立した作業ではなくなりました。開発者はアプリケーションの変更をほぼ瞬時に実施するようになり、またパフォーマンス、アベイラビリティー、セキュリティ、回復力などに関する問題については開発者自身による対応が求められるようになりました。セキュリティ分野の人々の間では、この移行に伴う変化のひとつが「シフトレフト」と呼ばれています。このシフトレフトによってアプリケーションのセキュリティは開発チームの責任となりました。したがってセキュリティは独立したアプリケーションファイアウォールやその他のセキュリティソリューションに委ねるのではなく、設計自体に組み込むことが求められるようになりました。 これと同じ原則がADCによるすべての最適化にも適用されます。ADCは単にネットワーク担当部署がアプリケーションを高速化し、その信頼性を高めるためのハードウェアではなくなりました。ADCはCI/CDパイプラインの一部となり、データセンターに独立して置かれるアプライアンスではなく、アプリケーションインフラストラクチャの一部となりました。 今日のADCには、Kubernetesなどの展開およびオーケストレーション用ツールと一体化され、SpinnakerやKayentaのようなツールを使って継続的展開をサポートし、またPrometheusやGrafanaなどのイベント監視ソフトウェアと容易に連携し、また同時に最小限の作業で他のツールと迅速かつ容易に一体化できる柔軟性が求められています。設計したアプリケーションが優れたパフォーマンス、アベイラビリティー、およびセキュリティを備えていることを確認するために必要な視認性と最適化は、高度な一体化によってのみ得られます。 このような作業にオープンソースのツールを好んで使用するDevOpsチームも存在します。このようなアプローチにはメリットも存在しますが、アプリケーション開発競争において重要となる強みを提供できるのは、Citrix ADCをはじめとした市場をリードする商用ADCソリューションです。開発者はこのようなADCソリューションを通じ、充実したレポートツールを使用する高度なセキュリティとパフォーマンスを備えたソリューションにおいて、一体化やメンテナンスの負担を共通のツールチェーンに任せることによるカスタマーエクスペリエンス改善を目的とした、新しい機能や能力の提供に注力できるようになります。これによって人気のあるサードパーティー製ソリューションをベースとしてあらかじめ構築されたソリューションと、必要なインフラストラクチャの管理に伴う労力を減らすすべてのAPIとテンプレート化された環境が得られることによって管理の負担が軽減されます。 これらのADCソリューションはまた、あらかじめ定義された便利なサービスをCustom Resource Definitions(CRD)として提供します。このようなCRDは一般的なシナリオ展開を簡素化し、またDevOpsチームがたとえばKubernetesのためのIngressプロキシサービスなど、新しいアプリケーションを顧客により迅速、安全に提供することを支援し、それぞれのマイクロサービスが自らのプロキシを短時間のうちに取得すると共に、セキュリティ管理とアプリケーションのパフォーマンス向上を実現するリッチなLayer 7ポリシーをサポートすることを可能とします。…

企業のデジタルトランスフォーメーションをささえるハイブリッド・マルチクラウド

少し前のお話しになりますが、5月に北米ジョージア州アトランタにて弊社年次イベントであるSynergy 2019が開催されました。世界各国から集まったCitrixファンに交じって日本からもたくさんのお客様にご来場いただきました。 イベント期間を通してITが支える未来の働く環境は実はもう目の前にせまっているという事を表すプレゼンテーションやデモが多く発表される中で、アプリケーションを支えるネットワークインフラの重要性についても触れられました。弊社Citrix ADCの製品責任者である、アビラシュ・ヴェルマ(Abhilash Verma)の「推し」のセッション2つをご紹介します。なんと日本からのお客様もスピーカーとして登壇くださり、ひとしきり感動の時間でした。 来年はフロリダ州オーランドでの開催となります。皆様のお越しをお待ちしております。 ハイブリッドクラウドへのカスタマージャーニー シトリックスのお客様は、オンプレミスからハイブリッド型のマルチクラウドモデルへの移行を通じ、エンドユーザーエクスペリエンス、応答時間、アプリケーションのアベイラビリティーと拡張性、コスト効率、およびコンプライアンスの改善を経験してきておられます。Microsoft AzureとAzure Stackはこのようなクラウドの事例です。これらによって企業には一貫したハイブリッドクラウド環境が実現し、したがってユーザーにはオンプレミスかオフかに関わらず同一のエクスペリエンスが得られます。今日ではパブリッククラウドを提供する主要なインフラストラクチャプロバイダーとして、それぞれ得意分野を持つ5社が存在します。エンタープライズクラウドにおいては、マルチクラウドソリューションを使用すべき以下の理由が存在します。 ベストオブブリードのテクノロジーを使用 特定ベンダーへのロックインを回避 展開時の柔軟性を確保 コンプライアンスのためのローカルなデータストア ローカルなインフラストラクチャによるパフォーマンス クラウド全体にわたるディザスタリカバリー 信頼性と攻撃からの防御 コスト面での優位性と総所有コストの低さ セッション:SYN114: Simplify…

WANの最適化によりクラウドのセキュリティとパフォーマンスの信頼度を高める

企業のコンピューティングリソースがクラウドへとシフトするとともに、そのクラウド基盤への通信経路となるネットワークの重要性が高まりを見せています。より信頼性の高い通信経路を確保し、ユーザーのアプリケーション利用度合いを正確に把握しながら将来の柔軟な投資計画につなげられるようなネットワークが、競争の激しいビジネス環境においては非常に重要になってくるのではないでしょうか。 今回はシトリックスSD-WANが提供する価値について、北米の弊社担当者コメントを紹介させて頂きます。 公式サイト:https://citrixblogs.wpengine.com/2019/06/19/optimize-your-wan-for-reliable-security-and-performance-in-the-cloud/ 失敗は許されません。多数の企業との激しい競争が展開されている今日の市場では、業務の障害となるレベルのパフォーマンスは許容されません。年中無休、1日24時間ベースで持続するパフォーマンスが必要です。またネットワークにはフルタイムのセキュリティも必要です。しかし企業には自然災害、予定外のシステムダウン、突然の停電などのリスクが存在し、わずかな業務中断であっても顧客からの信頼や自社ブランドは大きく損なわれます。 IT部門が持つディザスタリカバリー(DR)プランの大半はデータセンターの保護を中心としています。ビジネスクリティカルなアプリケーション、データ、およびコラボレーションツールのためにサーバーのアベイラビリティーを維持するには、ネットワークの継続的運用もDRプランに組み込む必要があります。最高のパフォーマンスを示すリンクをリアルタイムで使用することにより、自社ネットワーク上のアプリケーションについて常時オンのアベイラビリティーを確保するには、ソフトウェア定義の仮想WAN、すなわちレイテンシー、ジッター、損失、および混雑状態を測定するSD-WANが必要です。これは問題となり得る個所を特定し、実際に損害が発生する以前にそれらに迅速に対応し、解決するうえでの鍵となります。 クラウドへのアプリケーションの移行を検討している、あるいはすでに移行した企業においては、複数の地域や拠点にわたるコネクティビティーへの要求増大への対処が必要となり得ます。Citrix SD-WANはまさにこのためのソリューションであり、また最大限のコネクティビティー、パフォーマンス、およびセキュリティを実現するためのプラットフォームとしてMicrosoft Azureが推奨されます。 シームレスなアプリケーションエクスペリエンスを得る Citrix SD-WAN on Azureはネットワークリンクがダウンした場合、あるいはリンクの状態が劣化した場合は、利用可能な最善の接続へとトラフィックを自動的にリダイレクトします。このような状況下においても、アプリケーションやデータにアクセスするユーザーがルート変更に気付くことはありません。SD-WANは損失に敏感な音声通話、HDX、およびSCADAトラフィックに最速のルートを提供できるよう、複数のリンクにわたりパケットを同時に複製する能力を備えています。このような複製により、ひとつのリンクに障害が発生した場合にも、少なくとも1つのリンクがエンドポイントに到達することが保証されます。 より大きな帯域幅と視認性を実現 ユーザー、アプリケーション、ビデオ、SaaS、およびより多くのWANリンクを使用するビッグデータの増大に伴い、ネットワークの帯域幅拡大への要求が高まってきていますが、単に既存のリンクに帯域幅を追加するだけでは不十分です。これではリンクの障害やダウンなどのような問題は解決できません。Citrix SD-WANは、MPLS、ブロードバンド、および4G/LTEのようなそれぞれ独立したリンクを論理的に結合し、アグリゲーションを通じて帯域幅を拡大します。これによりリンクはリアルタイムでアクティブな状態を維持し、監視にも対応することができます。またQuality of Experienceを監視するダッシュボードには、ブランチでのユーザーエクスペリエンスへの視認性を得るためHDXセッションの品質が表示されます。状況やトラフィックについてさらに深いインサイトを得るため、カスタマイズ可能なダッシュボードも用意されています。 1秒以内のシームレスなフェールオーバーを実現 Citrix…

SD-WANによるブランチオフィスのOffice 365利用

昨今ますます加速するクラウド利用において、ネットワークが果たす役割もますます重要になってきています。従業員の生産性を最大限に高めるためには、働く場所を問わず、また社員の勤務地・拠点を問わずアプリケーションを快適に利用できるITインフラであることが、今後も引き続き重要だと考えます。 今回、マイクロソフト Office 365の利用におけるシトリックスSD-WANについて、北米の製品担当者のブログを日本語でご紹介します。同サイトでは動画もありますので、是非以下公式サイトもご覧ください。 公式サイト: https://citrixblogs.wpengine.com/2019/01/02/accelerate-the-microsoft-office-365-user-experience-at-branch-offices/ ブランチオフィスでの快適なネットワーク環境を構築するには Microsoft Ignite 2018で浮き彫りにされたように、多くの組織では依然としてレガシーのネットワークアーキテクチャが一般的に用いられており、ブランチオフィスのOffice 365クラウドサービスのユーザーはあまりクイックでないOutlookでのファイル検索、Microsoft OneDrive for Business やMicrosoft SharePoint Onlineでの非常に長い時間のかかるファイルのダウンロード、Microsoft TeamsやSkype for Business…